「ちえのわ」の由来

「ちえのわ」というクリニックの名前に違和感を持った方も多いと思います。

なぜこの名前にしたか、少しおはなしします。

ご存知のように知恵の輪とは古くからあるパズルで、みなさんも一度は手にされたことがあると思います。

クリニックの名前としてちえのわを選んだのは、輪がつながった形が連携や連帯を表しているように映ったからです。

私たちのクリニックは一つの輪です。その一つの輪が他の輪、すなわち本人・家族(必ずしも血縁を意味しない親密な結びつき)、友人、そして他の支援者(専門職、非専門職問わず)とつながる、というイメージです。

また、色々な形と色の輪がつながる、というダイバーシティ(多様性)のイメージもこめています。マークがアルカンシェルの五色()なのはそのためです。

「知恵の輪」という文字からは、多様な知恵をつないで行きたい、という願いを込めています。医学を含む科学から、当事者の知、そしてご本人の経験知まで。

ただし、私たちの思いとは別に、この名前を目にした方にイメージを膨らませていただくのがよいかと思っています。

ある方は「力づくではずそうとするとはずれない、でもあるときふっと抜ける」がちえのわのイメージだそうです。なるほど、と思いました。まだうまく言葉にできませんが、そういうケアができたらいいな、と思いました。

あなたはちえのわからどんなイメージを浮かべますか?

「アルカンシェル」はフランス語で虹のことですが、欧米人には虹は五色に見えるようです。

ロード世界チャンピオンのサガン

自転車競技の世界チャンピオンが着るジャージは「マイヨ・アルカンシェル」と言います。その色は赤・黄・緑・青・黒の五色です。