興味深いニュースをコメントつきでご紹介します。
新しい方から50のニュースを掲載しています。それ以前のものは、最下段にあるリンクからご覧ください。
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退職勧奨を断った日から始まった壮絶ないじめとパワハラ 勤続30年、51歳男性課長の告白 | 総合 | 神戸新聞NEXT
"今年4月、法律で中小企業にもパワハラ防止措置が義務付けられたが、同センターの西山和宏事務局長は「トップが嫌がらせの当事者になっている場合があり、実質的に機能はしていない」と指摘。"とあります。しかし中小企業だけではありません。大企業でもパワハラ防止、パワハラへの対応がまともになされるとは言い難いのが現状です。クリニックちえのわではパワハラでのメンタル障害にトラウマインフォームドなスタンスで対応しており、労災申請にも協力しています。(2022/10/06)
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兵庫県、LGBTの電話相談窓口を開設 毎週土曜、専門スタッフが対応(神戸新聞)
「心のケアなどの専門機関」と気安く言っていますが、それが手薄なのが問題です。窓口を作るのは簡単ですが、インフラ、リソース不足にも目を向けてほしいところです。 (2022/10/02)
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「ヤングケアラー」初の実態調査を開始 支援策検討へ 厚労省 | NHKニュース
DVサバイバーのシングルマザーの家庭で、トラウマによるダメージが大きい母に代わって小さい子の世話をしていることがあります。これもヤングケアラー問題と言えるかもしれません。(2020/12/30)
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「産後うつ」どのように支援? 核家族化、晩婚化を背景に孤立する母親増加
クリニックちえのわでは、明石市のこども健康センターとも連携して、産後うつを中心に、周産期のメンタルヘルスに取り組んでいます。(2020/12/20)
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[2020.12.6]第5回小児在宅医療講習会の開催について – 兵庫県医師会
オンライン研修会に参加しました。 小児科についての知識が乏しいことに加えて、対象の障害児は医療依存度が高く(気管カニューレや胃瘻への対応は行って来ましたが、呼吸器管理の経験はありません)ずっと敬遠していました。 しかし、今日の話を聞いて、考えを改めました。 生活や家族への視点、医療関係以外の教育や療育との連携など、僕の得意とする分野が強調されていました。僕に診れる患者さんはほんの一部でしょうし、対象を選ぶ必要はあるはあるでしょうが、もし地域にニーズがあれば、私たちにもできることがあるかもしれない、と思いました。 これから小児在宅医療について勉強して、ちえのわで実現できるか探って行きたいと思います。
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水虫治療薬に睡眠導入剤の成分混入 メーカーが自主回収へ | NHKニュース
抗真菌薬(爪白癬の治療薬)に睡眠薬成分が混入、とかとんでもない話です。ジェネリック全体の信頼性が揺らぎます。この機会に言いますが、生活保護利用者に実質的にジェネリックを強要するのは「健康で文化的な最低限度の生活」の誤った解釈で差別だと思っています。その上、ジェネリック薬の品質管理がここまでずさんだとすると、実際の危険を負わせていることになります。ジェネリック薬の品質管理を製造工程から見直す必要があるのではないでしょうか。(2020/12/05)
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児相で保護の子、保護者と毎日面会可能に 懸念の声も:朝日新聞デジタル
泉市長暴走気味ではないでしょうか。子どもの安全、児相職員の負担増加、など検討、準備すべきことは多かったはずです。 しかもまず行うべきことは多いはずです。一時保護した子どものケア、親(虐待親、非虐待親)や残された子どものケア、そして再統合に向けての取り組み。どれも明石こどもセンターにとってはこれからの課題のはずです。「全国初」ではなく、各地の児相の取り組みに学んで地道に進んでほしいです。(2020/11/06)
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FuanFree|ふあんふりー|性交時の痛みに特化した情報発信サイト
とても重要なテーマです。(2020/07/26)
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「ケアラーのバトン」緊急引継ぎシート(2020年4月16日) - 日本ケアラー連盟
新型コロナウィルスの感染拡大への備えが必要になっています。日本ケアラー連盟のサイトでは、介護者が感染して一時的に介護を離れる場合に備える「ケアラーのバトン」(緊急引継ぎシート)が掲載されています。(2020/07/19)
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「行き場のない少女たちの背景に、貧困と伝統的なジェンダー構造」〜一般社団法人 若草プロジェクト代表理事 大谷恭子さん
山田が尊敬する弁護士、大谷恭子さんのインタビューです。インタビューアーは小島慶子さん。(2020/07/13)
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「使命果たしたいが、続けられるか…」コロナ禍で病院経営に影 京都民医連、窮状を訴え|社会|地域のニュース|京都新聞
京都だけではないようです。それどころかおそらく、民医連系の医療機関だけではないのでしょう。大変な事態ではないでしょうか。 「全日本民医連が5月に実施したアンケートによると、全国133医科法人の8割に当たる108法人が「このまま有効な財政支援がなければ資金が枯渇する」と回答したという。」(2020/07/04)
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自由診療にすがり急逝した乳がん患者の末路 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
高額な自費診療は、がんだけではなく、精神科でも見られます。「薬を使わない」などとPRするクリニックに気をつけましょう。 なお、記事のタイトルは犠牲者非難(victim blaming)のニュアンスがあって好きではありません。(2020/06/27)
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小学校でのクラスター発生 それでも過剰な対策はすべきではない理由(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース
休校のような過剰な対策はすべきではありません。(2020/06/21)
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本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長 - 論座編集部|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
派手にアピールするのではなく、愚直にやるべきことをやる。見習いたいものです。(2020/06/21)
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障害者の権利を制限 「欠格条項」含む法令661に増加 市民団体「全廃すべき」:中日新聞Web
まさか増えているとは思いませんでした。障害者差別解消法、障害者雇用促進法などが制定され、インクルーシブ社会に向かっていると思っていました。ショックです。なぜこうなってしまったを検証し、法令の根拠を問うていく必要があります。
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北カリフォルニアのクリニックが3日間で完全オンラインに移行した、というニュースです。患者さんの満足度は高く、新型コロナウィルス感染を避けることができるためキャンセルを最小限にすることができたとのこと。ビデオ電話ツールの普及度の違いがあるのでしょう。日本ではこうは行かないと思います。ただ、オンライン診療が外来診療の有力な代替手段であることはまちがいありません。(2020/06/14)
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新型コロナウイルスで緩和ケアは自殺したのではないか? 医療者は、死者の権利を冒涜している
新城先生に同感です。緩和ケア病棟での面会禁止を是認するかのような緩和医療学会の方針には危機感をおぼえます。「緩和ケアの自殺」という表現に抵抗感がありますが、緩和ケアの原点に立ち返って考えてほしいと思います。(2020/06/14)
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FLOWER DEMO 611 オンライン - YouTube
まず岡村弁護士のお話(50分あたりからの20分間)を聴きました。 とても勉強になりました。特に、夫婦間性暴力についてはその影響の大きさをちえのわの診療でも実感しています。もっとお話を聴きたいと思いました。(2020/06/14)
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<寝屋川市監禁死事件> 地域共生社会の視点から考える - 福祉新聞
事件当時は、精神障害者の監禁として報じられていましたが、子ども時代からの虐待がありその延長での監禁ではないかと考えていました。その後、子ども虐待への注目が高まったためか論調が変化しているように見えます。(2020/02/01)
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『選べるなら、今、死にたい』~血液クレンジングが蘇らせること~|Romi|note
「カウントダウンの毎日で、心身の痛みに耐えるならば今、もう人生を終わらせたいと言ったのです。」十分な緩和ケアが提供されていれば、ご本人もご遺族もこんなにも苦しまなかったのに、と思います。読んでいてつらくなりました。(2019/10/22)
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地元明石市(2019/09/23)
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子育て(parenting)関係のリンクを集めて行きます。(2019/09/23)
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神戸新聞NEXT|総合|<みんなで解決!子育てカフェ>夫の支えが産後うつ防ぐ
産後うつについての記事です。ただ残念ながら、正確さをやや欠いています。特に、服薬しながらの母乳保育は可能です。諦める必要はありません。
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“魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋 - NHK クローズアップ現代+
「魂の殺人」は性暴力体験者には評判の悪い表現です。深く傷ついてはいても、彼女/彼らは魂を殺されてなんかいません。生きています。そもそも『魂の殺人』はアリス・ミラーの"Am Anfang war Erziehung"(「始めは教育だった」ぐらいに意味)という本につけられた邦題でした。それが独り歩きしています。(2019/05/16)
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Vol.086 秋田の無医村 「嫉妬」が引き起こす医療崩壊 | MRIC by 医療ガバナンス学会
村民や医師に責任を問うような論調に疑問を持ちました。特に「送迎するバスを村に寄贈する」なんて医師に求めるなんて…。医学部学生の文章だとしてもいかがなものかと思います。(2019/05/15)
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「不登校は問題行動ではない」全学校へ向けて通知、知られずに1年~国と現場がかみ合わないカラクリ~(石井志昂) - 個人 - Yahoo!ニュース
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かんもくネット~場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体~
「かんもくネットは、場面緘黙の症状がある子どもや大人、経験者、家族、教師、専門家が協力しあい、活発な情報交換と正しい理解促進を目指します。」(2019/05/02)
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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 | タバブックス
お勧めです!!「性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo...多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けるライター・小川たまか初の著書。2016年から2018年に起きた、性犯罪やそれにまつわる世論、性犯罪刑法改正、ジェンダー炎上案件などを取り上げ、発信してきた記録です。」(2018/11/28)
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America’s Other Family-Separation Crisis | The New Yorker
母親が服役することによる子どもへの影響(2018/11/25)
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【厚生労働省 公開リスト】 飲み続けないほうがいい薬 116(11/19)+ 医師の報告義務を文書で指示 : OurPlanetEarth
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かぜに「抗菌薬」は効きません 半数が誤認 | NHKニュース
近隣の医療機関にもかぜに抗菌薬を処方するところが多いです。記事にもあるように「抗菌薬の不適切な使用は薬が効かない「耐性菌」を増やす」ことを意識してほしいと思います。2018/11/11
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【完全版】Moly女性のための完全防犯マニュアル | Moly.jp
「防犯や犯罪に対しての世間の認識と実情に大きなズレが生じている」という認識のもとに書かれた防犯マニュアルです。特に性犯罪については「強姦神話」と言われるほど、実態とイメージに乖離があり、そのことが被害を増やしたり被害者を苦しめたりします。(2018/10/06)
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神戸新聞NEXT|明石|就職の悩み「まず相談を」 明石で自立支援セミナー
ちえのわの患者さんも、あかし若者サポートステーション、ハローワーク、発達支援センターを利用しておられます。頼もしい味方です。(2018/09/30)
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長野の女性、障害年金三たび減額 機構が審査機関の決定覆す|【西日本新聞】
線維筋痛症の痛みによる生活障害がきちんと評価されていないということなんでしょうか。詳細を知りたいです。「女性は脊椎の疾患のほか全身に痛みが生じる線維筋痛症があり、物をつかむなどの動作も難しく日常生活に重度の困難を伴う。」(2018/09/30)
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Resilience in psychology: A critical analysis of the concept - Silke Schwarz, 2018
「レジリエンス」を個人ではなく社会的文脈で捉えることに同感です。私たちは「精神障害の社会モデル」を提示したいと考えていますが、そこには障害だけでなくレジリエンスやストレングスも歴史的・社会的に理解することが重要です。
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Researcher Challenges Clinical Effectiveness of Antidepressants
抗うつ薬の有効性については議論百出です。まだ結論が出ていないと言うべきでしょう。現時点では「うつ病と診断したらまず抗うつ薬」という使い方は医師は控えた方がよいのではないかと思います。まず薬以外の方法に取り組みましょう。
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神戸新聞NEXT|全国海外|社会|法務省、虐待防止プログラム導入
トラウマインフォームドアプローチが刑事施設にも導入されるとよいのですが…。"「虐待の加害者は、自身が過去に虐待の被害者だったケースもある」(法務省幹部)など、児童虐待の特性も考慮し、児童相談所や医療機関、民間の支援団体から情報収集した上で、刑事施設で導入しやすい新たなプログラムの内容を検討する。"(2018/07/30)
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ひと:高木俊介さん=「農福連携」で地ビール製造を始める精神科医 - 毎日新聞
日本のACT(包括的地域生活支援)の問題点の一つはアルコールなどの依存症を対象から外していることです。そのこともあって地ビール製造に疑問を持ちました。障害者の雇用の場を作ることはよいのですが…。
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提訴:「身体拘束原因で死亡」 遺族、精神科病院を 東京地裁 - 毎日新聞
病院側が身体拘束の妥当性を主張したとしても、血栓塞栓症の予防を怠ったのだとすれば責任は免れないでしょう。(2018/07/20)
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医学のあゆみ 260巻2号 慢性の痛み -何によって生み出されているのか?
「慢性痛がつねに何らかの原因の結果として生じるわけではなく,むしろ一次性に生じた痛みそのものが病態となりうる,という近年のあらたな認識」重要な認識です!(2018/07/08)