クリニックちえのわの新患受け入れ状況についてお知らせします。
待機期間について
現在、受診のお申し込みをいただいてから、初回診察まで2〜3ヶ月お待ちいただいています。初回診察には30分程度のお時間をお取りする関係上、お受けできる新患は週2名が限界となっているためです。
お急ぎの方についてはこの限りではありませんが、その場合、他の医療機関をお勧めすることもあります。ご了承ください。
発達相談について
発達相談については別に説明させていただきます。通常の新患枠でお受けするため、お急ぎでない場合は長くお待ちいただくことになります。
高校生以下の受け入れについて
2022年以来受け入れをお休みしています。当時記した理由を再掲しますが、事情は変わっておりません。ご希望に沿うことができず申し訳ございません。
- 児童思春期の方の日常生活や学校での困難の背景には発達特性(ASD/ADHD)の問題があることが多く、発達検査がほぼ不可欠です。
当院では現在、非常勤の心理職2名が発達検査を担当しており、検査枠が限られています。
このため速やかな対応が難しくなっています。受診まで数ヶ月、初診から検査終了まで1〜2ヶ月を要してようやく治療と支援の方針が決まります。これは大学病院などとは異なる当院の性格を考えれば望ましくない状況です。 - 当院では薬に頼らない診療をこころがけています。
特に児童思春期の方については、有効性・副作用(有害作用)いずれの面からも向精神薬の使用にはより慎重であるべきと考えています。
ご本人のお話に耳を傾け、家庭や学校でご本人をケアしサポートする大人たちとも話し合い、その中で助言する、必要に応じて認知行動療法などの心理療法を提供する、薬はあくまで補助的に必要最低限に使う、というのが本来の児童思春期外来のあり方です。当院でそれをおこなっていくためには患者数を制限せざるを得ません。
ただし、当院を受診される方から子育てについてのご相談をいただくことがよくあります。このような場合、ご希望であれば、お子様についても当院で診させていただくことは可能です。
以上、ご理解いただけると助かります。