私たちはこんな職場を目指しています。
- どの人も、自分と同じ人間として対等に接する
- コミュニケーションを大切に
- それぞれの得意を活かし苦手を補い合う
当然のことばかりですが、メンタルヘルスの分野では特に重要です。スタッフが人として尊重されることなしに、利用者が人として尊重されることはあり得ません。
当院の運営に責任を持つ者として私は以下のことをスタッフに約束しています。
- 公私混同しません
- 偉そうにしません
- 職員の生活を大切にします
- 透明な運営を心がけます
これらは「言うは易し行うは難し」です。私は管理者であり雇用者であり、しかもただ1人の医師です。成り行きに任せていれば他の職員と力の差(「3つのE」で述べた、トラウマとなる出来事の背後にあるpower differential)が必ず生まれます。そのバランスを常に正すことが必要です。それには単に私自身の心がけでは足りません。組織を常に最適化して行く方法、仕掛けをいくつか考え実行して来ましたがまだまだこれからです。このことはトラウマインフォームドアプローチとも当然関わることで、クリニックちえのわにとってもっとも重要な課題の1つです。