2022/9/18 Updated
目次
Q 心療内科・精神科の病気ならどんな病気でも受診できますか?
Q 心療内科・精神科の診察がどのようなものか分からず不安です。
Q 心療内科・精神科の病気ならどんな病気でも受診できますか?
A まずご気軽にご相談下さい。クリニックの体制や設備上対応できない場合は、受診先などについてご相談させていただきます。ご参考までに、当院を受診される方の予想される代表的な診断名を上げておきます。
不眠症、うつ病、双極性障害、不安症、パニック症、強迫症、統合失調症、心的外傷後ストレス障害、適応障害、解離性障害、摂食障害、依存症、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、認知症、など
実際にはそれぞれの方の抱える問題は一人一人異なります。気持ちのつらさ、生活や人間関係の困難など広い範囲にわたる問題について一つ一つ丁寧に対応することが大切であり、医学的診断はそのための一つの手段(おおまかな見通しをつけることができるがそれ以上ではない)に過ぎません。
Q 心療内科は精神科とどう違うのですか?
A 心療内科は狭い意味では、精神科とは独立した専門分野です。一方、広い意味(一般にはこちら)では精神科よりは軽症の精神疾患や、心身にまたがった問題を扱う分野です。当院では後者の意味で心療内科を標榜しています。
Q 診療の特色を教えて下さい。
A
1. 薬に頼らない診療を心がけています
2. コミュニケーションを重視しご本人の意向に基づく治療を行います
3. 心身両面にわたる診療(特に高齢の方)を行っています
4. トラウマに関連したメンタルヘルスの問題に対応しています
5. 最新のエビデンス、新しい医学的知見を取り入れるように努めます
Q 心療内科・精神科の診察がどのようなものか分からず不安です。
A 診察の流れをご覧下さい。
Q 薬を飲むことに不安があります。
A 薬に頼らない診療を心がけています。
薬物療法についての基本的な方針です。(これはちえのわ独自ではなく、「国際標準」と言える方針です。)
- 薬を使わない方法を優先
- 薬を使わない方法だけでは難しい場合、平行して薬を使う
- 薬は効果のある最小限の量、必要な最小限の期間だけ(減量中止が可能か常に考える)
- 副作用に注意し、メリットがデメリットを上回る場合にだけ使う
- 慣習的な使い方や製薬会社のマーケティングに影響された使い方ではなく、医学的根拠(エビデンス)に基づく使い方をする
Q カウンセリングはしていますか?
A クリニックちえのわの「カウンセリング」をご覧下さい。
Q 初回にかかる費用はどのくらいですか?
A 3割負担の場合、窓口負担金は2000円〜3000円です。内訳は初診料と通院精神療法(30分以上)です。
会社や学校に提出する診断書が必要な場合は、診断書料として2200円をご負担いただきます。各種診断書について詳細はこちらをご覧ください。
Q 1回の診察時間はどのくらいですか?
A およその目安として、初回(初診)は30分、2回目以降(再診)は10分〜20分です。ただし、次のような場合は長めの時間をお取りすることがあります。
- ご家族や関係者を交えた話し合い
- 心理検査の一部(PARS-TR、CAADID、他)
- 心理療法の一部(特に初期の段階)
Q 発達障害の検査について教えて下さい。
A クリニックちえのわでは行っているのは
- 自閉症スペクトラム障害(ASD)または広汎性発達障害
- 注意欠如多動障害(ADHD)
の検査です。
ASDの診断にはAQ-J、PARS-TR、ADI-R、ADOS-2など、ADHDの診断にはConners3、CAARS、CAADIDなどを行っています。加えて、WISC/WAIS、Vineland適応行動尺度、感覚プロファイル検査などを行い長所や弱点を調べて支援に役立てています。
学習障害(SLD)についてはWISC/WAISはおこなっていますが、読み書きや計算についての詳しい検査は行っていません。学習障害について専門的な検査や支援が必要と判断した場合は、大阪医科薬科大学LDセンターなどをご紹介しています。
詳しくは発達障害の記事をご覧ください。