レポーターのかばきちです。

オープン一ヶ月、正確には一ヶ月とちょっと、山田さんにここまでを振り返ってもらいました。
ー 忙しそうですね。
考えることが多くて。ハロウィンに向けてカバたちにダメージメイクをしてもらったらどうか、とか。
ー そこかい!それより診察の方はどうなんですか?
まあボチボチです。一ヶ月経って、数回診察した患者さんの中にはそろそろゴールが見えて来た方もいますし、その一方で長いおつきあいになりそうな方もいますし…段々普通のペースになって行くのかなと思います。
ー 診察の課題は?
今は一人一人の診察、特に初回の診察に十分な時間がかけられます。でも一年後もこのテンポでやれるとしたら…倒産です(笑)。
時間を短くすることは簡単ですが、質を下げずにできるかどうかです。少なくとも今と同じレベルの診察を、もっとコンパクトに提供することが課題です。工夫は必要ですが、できると思います。
ー クリニックの雰囲気はいかがですか?

そこはアピールして行きたいです。
クリニックちえのわは患者さんにとって心安らぐ場であってほしいと思います。そのためには何より人です。人としてとてもよいスタッフが集まってスタートできました。スタッフ間の関係も良好です。この長所をさらにのばして行きたいと思います。そのためにはコミュニケーションと相互研鑽が鍵になると思っています。
ー クリニックでは「山田さん」だそうですね。
単に医師というだけで「先生」と呼ぶのはおかしいとずっと思って来ました。なので、クリニックちえのわではスタッフ同士は「さん」づけで呼び合っています。本当は患者さんにも「山田さん」と呼んでいただきたいのですが、
「山田センセ」
「山田さんと呼んで下さい。」
「だってセンセでしょ?」
「そうじゃなくて…」
みたいなやりとりはしたくないです。押し付けになってもいけませんし。
ただし、トラウマインフォームドアプローチでは、スタッフ間、スタッフと患者さんは対等な立場でなければなりません。「先生」と呼んだり呼ばれたりすることはそれを損ないます。小さなことのようですが軽視はできないと思います。徐々にでも、変えていけたらと思っています。
ー これからやって行きたいことを教えてください。
まず、もう少しクリニックのことを知っていただきたいと思っています。そのためにリーフレットを鋭意作成中です。完成したらあちこちにごあいさつにうかがう予定です。
あとは備品や環境をさらに整えること、自分も含めたスタッフの教育研修ですね。
もう少し長いスパンの構想もありますが、今言ったら笑われそうなのでやめときます。
ー 楽しみに待ってます。
カバは敏感肌なのでダメージメイクはやめてほしいな、と思いながらちえのわを後にしたかばきちでした。