初診からの遠隔診療 ー 遠隔診療について 2

厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の 時限的・特例的な取扱いについて」(PDFファイル)と題された文書が発表されました。

文書には

患者から電話等により診療等の求めを受けた場合において、診療等の求めを受けた 医療機関の医師は、当該医師が電話や情報通信機器を用いた診療により診断や処方が 当該医師の責任の下で医学的に可能であると判断した範囲において、初診から電話や 情報通信機器を用いた診療により診断や処方をして差し支えないこと。

とあります。

本事務連絡による対応は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、医療機関への受診が困 難になりつつある状況下に鑑みた時限的な対応であることから、その期間は、感染が収束 するまでの間とし、原則として3か月ごとに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状 況や、本事務連絡による医療機関及び薬局における対応の実用性と実効性確保の観点、医 療安全等の観点から改善のために検証を行うこととする。

という期間限定ではありますが、これにより初診からのオンライン診療が可能になりました。

ただし、麻薬 及び向精神薬の処方をしてはならないこと。

とありますが、クリニックちえのわでは、初診から向精神薬を処方する場合は例外で、まずは薬を使わない方法(非薬物療法)を優先していますので、特にこれは制約にはなりません。

オンライン診療の導入が進んでいるアメリカなどでは、精神科・心療内科のオンライン診療(telepsychiatry)での診療は対面診療に劣らない、という評価が定まっています。

There is substantial evidence of the effectiveness of telepsychiatry and research has found satisfaction to be high among patients, psychiatrists and other professionals. Telepsychiatry is equivalent to in-person care in diagnostic accuracy, treatment effectiveness, quality of care and patient satisfaction. Patient privacy and confidentiality are equivalent to in-person care.

What is telepsychiatry?(American Psychiatric Association)

「感染が収束するまでの間」とはおそらく数年にわたることでしょう。この期間の、人々のメンタルヘルスの悪化は懸念される一方で、対面診療はより敷居が高くなることが予想されます。

それを踏まえつつこの機会に、私たちは初診からのオンライン診療に本格的に取り組むことにしました。

導入の準備を進めていきます。続報をお待ち下さい。