2020年のちえのわ

新しい年が始まりました。
患者さん、ご家族、関係者、クリニックちえのわが関わるすべての人々にとって2020年がよい年となるよう、力を尽くしたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

ちえのわにとって3度目のお正月です。

私たちは、幅広いメンタルヘルスのニーズに対応すること、特に応えられていないメンタルヘルスのニーズに対応することを目指して来ました。

2017年9月に3つのミッションを掲げてちえのわはスタートしました。

  • トラウマインフォームドアプローチ
  • インテグレーテッドケア
  • 在宅医療

これらに、発達障害への取り組みを加えた4つが、現在のちえのわのミッションと言えるでしょう。

ミッションに沿って、2020年に私たちが取り組んで行きたいのは次の3つです。

  1. 発達障害の診療の充実
  2. 高齢者の診療の拡充
  3. トラウマ治療の提供

まず、発達障害の診療について、

  • 検査の充実
  • 治療・支援の充実

を目指します。診断のための検査に加えて、認知特性や生活上の支障を評価する検査を導入する予定です。

また、ご本人、家族、職場などへの治療・支援を手厚くするだけでなく、市民に向けての発信を考えています。発達障害(非定型発達)者が暮らしやすい社会を目指して、微力ながら貢献して行くつもりです。

高齢者の診療の拡充については、すでにシニア外来を予告しています。春までには立ち上げたいと考えています。地域包括ケア、医療と介護の連携の流れに棹さして、ちえのわの特性を活かした活動を行います。

トラウマ治療(正確にはtrauma-specific therapy=トラウマに特化した治療)は、トラウマインフォームドアプローチの重要な一部です。

しかし、時間とマンパワーの制約のため、昨年までは提供できていませんでした。当初は外部の治療者との連携を考えましたが、近隣に治療者は少なく、ニーズに対応できていませんでした。

幸い、時間とマンパワーに余裕を持てる見通しがつきました。2020年後半までにはちえのわでもトラウマ治療が提供できそうです。

詳細については改めてお話します。